手に現れやすい老化現象

手の甲や指の代表的な老化現象は以下のような状態です。

• しわが多い
• しみが目立つ
• ハリがない
• カサついている
• 骨が出てゴツゴツとしている
• 血管が浮き出ている

手が老化する原因

手は顔よりも早く老化するといわれています。手が老化する主な原因は以下のとおりです。

紫外線によるダメージ

顔と同様に手も長時間紫外線を浴びることで日焼けし、しわやしみの原因となります。顔はメイクやマスクで紫外線対策がしやすいですが、手肌は衣類に覆われていないため、日焼けするリスクが高いのも老化が早い原因です。

皮脂腺

手のひらには皮脂腺がなく、手の甲も顔と比べて皮脂腺が少ないため、乾燥しやすいという特徴があります。乾燥は肌のハリやツヤ、しわやくすみを引き起こすため注意が必要です。

過度の手洗い

水に触れる機会が多いのも手が老化する原因です。洗濯や拭き掃除、洗剤を使った食器洗いといった日々の水仕事、コロナ感染症対策によるこまめな手洗いなど、水に触れる機会が多いため必要以上に油分が洗い流されてしまいます。

加齢

血管は、年齢とともに硬くなったり厚くなったりして血液の循環に影響が出てきます。これによって栄養分や酸素が体の隅々まで届きにくくなり、老廃物の蓄積でしわやしみなど手肌の老化につながります。特に手は体の先端部分です。栄養分や酸素が届くまでの時間が長いのも顔より老化が早い理由といえるでしょう。

また、年齢を重ねるとターンオーバーのサイクルが長くなり、老廃物が排出されにくくなります。ターンオーバーが遅れることも手肌の老化の原因です。

手肌のエイジングケアのポイント

紫外線対策

顔と同様に、手肌もしっかり紫外線対策を行うことが大切です。天候や季節、室内外を問わず、日焼け止めクリームを指先まで塗る、UV効果のある手袋・日傘を使用するなど、紫外線対策を徹底するようにしましょう。

乾燥対策

日常生活で水に触れる機会が多い手はどうしても乾燥しがちです。保湿成分配合のハンドソープやハンドクリームを使い、乾燥から手肌を守ってください。また、美容液の使用も乾燥対策に有効です。直接塗るのはもちろん、美容液を含んだシートを手に貼りつけるハンドパックもエイジングケアにおすすめです。

セルフマッサージ

毎日のハンドケアにマッサージを取り入れてみるのもよいでしょう。優しくもみほぐしたり、指の間をゆっくり押したりしてみてください。指圧を与えることで血行の促進につながります。