目元の皮膚の特徴

顔の中で特に皮膚が薄い部分は目元です。目元周りの皮膚の厚さは、約0.5mm～1mm以下といわれています。目の周りは皮下脂肪と皮脂腺の量が少ないことから、乾燥しやすく弾力・ハリを維持しにくいのが大きな特徴です。

よくある目元の悩み

• 目の周りの乾燥
• 目の周りのむくみ
• 目の周りのくぼみ
• 目尻のしわ
• 目の下のたるみ
• 目の下のクマ
• 瞼が下がってくる眼瞼下垂（がんけんかすい）

目元が劣化する原因

乾燥

肌の水分を維持しているのは、天然保湿因子（NMF）・細胞間脂質・皮脂の3つです。前述したとおり、目元は皮膚が薄く、皮下脂肪と皮脂腺の量が少ないうえにこれらの水分保持力も非常に低いため、乾燥しやすくなります。目の周りが乾燥すると、肌がカサついて小じわやくすみなどの原因となります。

紫外線

紫外線によるダメージも目元が劣化する原因の一つです。紫外線を浴び続けると、肌の乾燥をはじめ、メラニン色素の生成やしみ・そばかす・しわ・たるみなど、様々な肌トラブルを引き起こすおそれがあります。

加齢

目元の劣化の原因は加齢による筋力の衰えです。目の周りにある眼輪筋は年齢とともに徐々に衰えてくるため、血行不良やたるみを引き起こしてしまいます。

血行不良

血行不良により、体内の老廃物が排出されにくくなります。血行不良が原因で瞼のたるみやむくみが発生することがあります。

目元のエイジングケアのポイント

紫外線対策

目元の肌トラブルを回避するためには紫外線対策が欠かせません。日焼け止めクリームや帽子・日傘、紫外線をカットできるサングラスやコンタクトレンズの使用が効果的です。

スキンケアの徹底

目元の老化の大きな原因は、乾燥による肌のバリア機能の低下です。乾燥を予防するためには保湿が欠かせません。目元は顔の中でも特に皮膚が薄い部分です。水分を補給しても蒸発しやすい部分ですので、保湿状態を高める成分が多く配合されたスキンケアアイテムを積極的に取り入れるようにしましょう。

目の休息

目元の老化を早めないよう、生活習慣を見直すことが大切です。長時間のスマホ・PCの使用やTVの視聴を避け、十分な睡眠を取って目を休ませてあげてください。また、目元の眼輪筋のエクササイズやマッサージでケアするのも効果的です。

※エイジングケアとは、年齢を重ねた肌にうるおいを与えることです。